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世話人: 
 根田克彦(代表、奈良教育大学)、 稲垣 稜(奈良大学)、古賀信二(立命館大学)、中川聡史(神戸大学)、花岡和聖(立命館大学)、 山神達也(和歌山大学)

研究領域:
 国内外の都市および都市圏内で生じている多様な現象を、都市・農村地理学や経済地理学などの枠組みにとらわれず、広い観点から地理学的に検討する研究領域を対象とする。

継続の理由:
 日本は都市縮小の時代に入ったといわれ、サスティナブルな開発に基づく都市政策が必要とされる。一方、グローバリゼーションの進展と都市の企業家主義の進展とともに、都市間競争が激化した。知識産業、文化・観光産業が都市の経済的基盤として重視され、歴史的景観は重要な観光資源である。また、国際競争にさらされた農業者と、食の安全を求める消費者からの要請により、都市と周辺農村との共生が求められている。その反面、経済格差の拡大も懸念されており、欧米ではコミュニティ再生が課題である。東日本大震災を契機として都市の防災を広域的に論じる必要もあろう。都市や都市圏に関する地理学的研究において、都市・経済地理的観点からだけではなく、社会的・文化的・環境的観点からのアプローチが不可欠である。
 
 近年、地理学における知見が隣接学問分野で引用されていないことが指摘されている。だからこそ、本研究部会は「都市を研究する集団」ではなく、「都市圏をフィールドにした様々な研究視点の交流と相互理解を指向する集団」を企図するという本研究部会の基本方針を踏襲し、それをいっそう発展させることを主張する。それにより、隣接学問分野と実務の成果を取り入れ、都市もしくは都市圏における多様な現象を扱うことが可能になろう。また、隣接学問分野と比較することにより、地理学のアイデンティティを体系化することが可能になると同時に、地理学の成果を隣接学問分野や社会に発信する場を提供できよう。

今後2年間の研究テーマと活動計画:
 本研究部会がこれまで取り組んできた活動実績をもとに、今後2年間は以下の2つのテーマを設定したい。(1)都市と都市圏の抱える現代的諸問題を抽出・検討し、その解決のための糸口を探る。(2)諸外国、隣接学問分野と実務における都市と都市圏の現代的諸問題の扱い方と地理学のそれとを比較する。それにより、地理学における都市と都市圏の扱い方を確認し、どうあるべきなのかという本質論的議論を展開する。

 部会は年3・4回程度の開催を原則とする。発表者として、地理学の大学院生をはじめとした若手研究者を積極的に招きたい。また、隣接学問分野や行政・実務の方々からの報告も求め、都市および都市圏の社会・文化・経済的課題を幅広く取り扱う。さらにウェブサイトの運営をはじめとした広報活動のいっそうの充実を図り、他学会・実務部門との連携や関西以外で部会を開催することにより全国の会員等との研究交流も促進すべく努力する。
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2011.11.15 
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